◆たのしい封筒づくり

先月からはじめた友人の食費補助⇔わたしの食事提供契約(堅苦しく書いたが、口約束である)の精算日(げんみつには決まっていない)がやってきた。ATMに備え付けの封筒に、所定の金額が入っている。初月でもろもろの仕組みが整っていないため、1食だいたいいくらで考えたらいいのか、そもそも食数で計算してよいのか等々、どうしていいのかわからない点も多い。いろいろ話した結果、1ヶ月に提供した食数といただいた金額を、記録にのこしておいたほうがいいということになった。

「食数と金額を書いてもらったら、来月もこの封筒を持っていきましょうか。集金袋みたいに。」

彼がなんとなしに言った。集金袋!なんと懐かしい響きだろう。小学生の習い事以来の登場に、わたしはときめいた。ネットバンキングで自動入金のできてしまう2019年、あえてアナログな発想を採用するセンスにしびれた。

しかしメガバンクの封筒でやりとりをするのは、なんだか味気ない。紙質も薄いし、あのツルリとした触り心地があんまりすきではない。クラフト封筒のざらっとした、どこか無骨な感じがいい。

「それなら集金袋、つくってやるよ!」

とっさに口から「つくってやるよ!」などということばが出たけれど、何をかくそう、ただただわたしが集金袋をつくりたいだけである。料理はただやっているだけでもたのしいけれど、目的の外に遊び心を入れれば、きっともっとたのしい。

Google画像検索で「集金袋 おもしろい」でヒットしたテンプレートを眺めてみる。そのなかでグランドピアノの形が「領収済」の捺印をするマスになっており、周りに音符や蝶の飛び交っているデザインがあった。おそらくピアノ教室などで採用されるのだろう。わたしたちの場合は食事提供なのでごはんらしさのあるものを、こういうコンセプトで作りたい。意味もなく「Excelでつくります」と言ったけれど、しっくりこなかったら手描きしてもいいかもしれない。

次月の集金日がおそらくGW後なので、それに間に合うように完成させよう。平成最後の宿題だ。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。さるがすきなんでさるを描きたいです。ごはんらしさはいずこに。

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