毎月の精神科と婦人科、ときどき耳鼻科や歯医者など、ちょろちょろ病院に行くことがあるので、だいたい月の医療費が5000円くらいかかっている。アマゾンプライムの年会費(¥4,200)より高い金額を毎月支払うのは正直せつないと言うほかないが、精神科は怠薬(自己判断で薬をやめてしまうこと)によって調子を崩した過去があり、婦人科はピルの効果が合理的すぎる(月経を軽減・固定化できるうえ、必要とあらば操作可能だということ)のでしかたがない。

ふと「医療費に対して健康保険料で引かれている額はどれくらいなのだろうと」思い、給与明細を引っ張り出した。わたしは週4日の非常勤なので、そんなにたくさん健康保険料はとられない。しかしながら、それでも「元は取れていなかった」。行かなくてよいのなら行かなくていい場所なのでこれはそうとう奇妙な言い方なのだけれど、こう言うのがいちばんイメージしやすいのだ。

会社勤めの場合、多くは会社の加入している健康保険組合に入るので、健康保険料の半分は会社が負担してくれる。わたしの月の医療費は3割負担で5000円ほどなので、10割負担だと16666円くらい医療費がかかっている計算になる。健保が負担する残りの7割は16666-5000で11666円となる。となるとじぶんが払っている医療費で元をとろうとすると健康保険料11666÷2=5833円となる。

あまりにも現実的ではない数値におどろいた。7割分を会社と折半で支払うとなれば給料から天引されるのは2900円ほどの健康保険料でないと、支払と実績があわない。同年代よりも病院にかかっている自負はあったのだけれど、それでも自分が必要なぶんより多く支払っていることがわかり、時代と制度のアンバランスさをただただ感じる結果となった。考えてみれば国民皆保険制度ができたのは1958年のことで、今とは全く人口構成も異なるので、この感覚を抱いて当然というところはある。

ふとした思いつきから計算してみたけれど、時代にそぐわぬこの制度がしれっと継続していることそれ自体が、ひどく不気味なことだ。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。年金も「若い人はじぶんでがんばれ」と金融庁から言われはじめてしまっていますし、戦後のグランドデザインからの脱却をいよいよこう、公に認めないと険しくなっていますね。自助については思うところもあるので書きたいトピックではあるのですが、なかなかこう、朝の800字で着地できなさそうで、話題としてもかたいので、どうするか悩んでいます。