◆表現と物欲

ファッションは自己表現のさいたるものだ。容姿をみて、服装や小物や髪型や化粧でちゃんと自分を表現しているひとは、それだけでちょっとそのひとのことがすきになる。「人は第一印象で99%きまる」というけれど、まぁあながちうそでもないのかな、という気がする。
わたしも表現者の端くれなので、というわけではないが、単に着飾るのはおもしろいので、容姿は意識する。ここ数年は自分の型が決まってきて服や小物の買い足しをさほど行わなかったのだが、最近ちょっとほしいものがでてきた。ぜんぶでみっつあり、眼鏡、ネクタイピン、どぎつい色のリップだ。
そもそもの視力が低いので、眼鏡がないと生きていけない。ゲームでいうところの「だいじなもの」だ。むやみに捨てたり、売ったりはできない。今は濃紺のセルフレームで、いい色をしている。耳に続く部分に控えめな金属が細く継いであるのもよい。二年半ほど前に選んでもらってたいそう気に入っていたのだけれど、ちょっと飽きてもきた。もっとシンプルなかたちと色のものを試してみたいと思うようになっていたのだ。候補はまだないが、金属のフレームのすっきりしたものを選ぶつもりだ。闇金ウシジマくんの丑嶋の眼鏡くらいシンプルなものがいい。
ネクタイピンは、秋冬のネクタイスタイルを数年続けており、いい加減手に入れておくかというきもちが大きい。やはりネクタイをしめるからには、ネクタイピンできっちり止めてあげたほうが様になる。走っているうちにうしろのネクタイが出てきてしまうのも、なかなかにみっともない。今年こそは買おうという決意のあらわれが、この記事になって結実している。ただし小物はほんとうに紛失しやすいので、価格帯をおさえて手頃なものを買おうと思う。メンズのかっこいいやつがいいなぁと思っている。
最後のどぎついリップはマットな質感のパープルかグリーンかブルーがいいなと思っている。一色くらい主張のはげしい色を持っていたいなと、日々のメイクで感じるようになった。要は唇=赤系の色という世界観に対するマンネリズムである。他方で顔へのコンプレックスがおおきいからなのか、顔の色をめちゃくちゃにしたいきもちがある。色遊びはおもしろく、自分の顔の造形の不出来を忘れてしまえる魔力があるのだ。
そういうわけで年末商戦の波にあわせて、物欲の記事を書いてみた。ふだんなかなか物欲がわかないので、いいタイミングで欲求が喚起されてうれしい。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。残念ながらもらえるあてはないので、少しずつ自分で集めていくつもりです。

コメント

  1. […] 形でおすすめされることが常だが、どうやら髪型によっても適不適があるようだ。ちょうどメガネを変えたいと思っていたところに、この発見は大きい。次ほしいものはウシジマ的なシン […]

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