日本橋高島屋にて。このへんのエリアは道が広いのですきだ。
去年あたりからインテリアデザインだったり、立体系の作品に関心がでてきて(どういうわけかはわからないが)、ちょくちょく訪れている。百貨店での展示ははじめてだったのだが、そこそこひとがいて、にぎわっていた。
20世紀の椅子のデザインの変遷を追っていく展示で、初期は木、そのあとパイプの出現、そしてスチール、プラスチックと、マテリアルが増えていって、進んでいくごとに、見慣れた光景になっていった。インテリアなので、実用に富んだものが多い。そんななかでも、アートとしての椅子!といった感じのものや、メッセージ性の強いものもみられた。
序盤にあった、ヨーゼフ・ホフマンという方の椅子がいちばん気に入った。あとは後半にあった、アフリカの方の、クイのようなかたちが何本もささっている椅子(クイそれぞれに、体重が分散するしくみらしい)もユニークだった。展示の出口にいくつか座って体験できるスペースがあるのだが、いずれも座れなかった。もともと椅子は権威の象徴という側面もあったらしく、役職ごとにデザインの異なる椅子をつくったという例もあり、平素、快適さや利便性で選んでいる身としては、なかなか興味深かった。
「百貨店の展示」として気づいたところとしては、キャプションがちょっと読みづらい。フォントサイズなのか種類なのか、そこまで分析することはできなかったが、それと、内容的にも入ってきづらい。百貨店だからなのか、単に自分の知識がないからなのかはちょっとわからないが、そんな感じ。
読んでくださり、ありがとうございます。上半期はけっこういい展示がこのあとも続くので、チマチマ記録しておきたいです。
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