気分の波があがりすぎると、いくらやっても疲れない、いわば無敵状態になる。あれこれいい案も浮かんで、やれば取り組めてしまう。そして楽しい!という感覚でいっぱいになる。疲れとは、なんだろうか?と言わんばかりに、眠気もなかなかやってこない。帰ったあとの、たとえば筋トレや、ゲームや勉強といった、他のことに切り替えるのに、注意が向かなくなる。
一方で、たしかに行動したぶんの疲労は蓄積しているので、知らず知らずのうちに判断は鈍っていく。大切なサインを見過ごしてしまうことがある。ケアレスミスが猛烈に増える(もともと多いのに!)。また、オフの時間がとうぜん減るので、やりたいことをしきれない不全感が同時につのっている。もちろん、永続的ではないので、上がったぶんだけそのあと下がる。大きくなればなるほど、その振れ幅も大きくなる。
いま数年はたらいてみて、なんだか自分にはそういう波があるんだな、ということを、だいぶ自覚できるようになった。そのうえで、高い状態のときに、うまく切り上げる、切り替えるために、どうしていけばいいかな、というのを、最近は考えている。感覚的にはわかっていても、うまくコントロールしていくとなると具体的な基準があったほうが動きやすい。
元気のないときは、とうぜん自分の行動できる回数が少なくなるので、生活を回すため、しごとも最低限になり、コントロールしやすい。逆に、元気なときは、行動回数を(体感)無限に感じてしまうし、万能感につつまれているので、なかなかそれがむずかしい。
持ち前の衝動性もあいまり、高い波のコントロールは非常に困難だ(なぜなら、なんどきも無敵状態だから、いくらでも行動できてしまう!)。そうすると、ニュートラルなときを基準にして、たとえば、そこから+2行動とってもいい、というように、あまり常軌を逸脱しないようにするほうが、コントロールをしやすいのかなと思った。
読んでくださり、ありがとうございます。この文章を書いている今、波が少しずつ、下がってきているところで、ちょっと落ち着いたところで、基準づくりをしていけるといいなと考えておりますね。
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