ガチの行脚勢ではないものの、勲章もできたことだし、ちょっとやってみようということで、2日で4県ほどとってきた。もっとがんばれば群馬、神奈川、千葉もさらえるが、車がない中で回収するのはなかなか骨が折れるので、ゆったりと。
1日目(長野県、山梨県)
朝、あずさ号で小淵沢駅まで乗り、中央本線の岡谷駅へ。岡谷駅より徒歩10分弱のところに「ゲームゾーン岡谷」さんがある。ゲームセンターマップさんいわく、長野県で唯一といってよい、電車での行脚が可能な駅だという。旧筐体・旧基盤で日中は反射がすごいが、鍵盤は昔懐かしいやわらかさだ。さびれたビルの一角のゲームコーナーがあり、セガゲーもありながら人はおらずで、なんだか次回作になったら消えていそうで心配な店舗だった。というか、岡谷じたいが、そこそこきれいなのに人が少なくて、地方都市のさびしさを感じた。
その後は小淵沢まで戻って、アフリカンアートミュージアムに寄ったので、2時間ほど時間を使った。そのため、純粋に行脚だけ狙うのであれば、そこから山梨→神奈川(八王子乗り換えで横浜線だろうか)と回ることは容易いだろう。
あずさで石和温泉まで戻り、そこから駅前のレンタサイクルを利用して15分ほど「ラウンドワン山梨・石和店」へ。2階奥に筐体あり。ラウンドワンだが、旧筐体で、ライトニングモデルはない。坂はないので歩けるかもしれないが、屋根がまったくないので日差しがきついだろう。また、レンタサイクルは16:30頃まででサービスが終わってしまうというので、早めに回ることをお勧めする。山梨県も駅近の店舗が少なく、車があれば(東京都民なら)間違いなく「都留ファミリーボウル」さん一択なのだが、なんと、大月駅から出ている富士急行線の、富士急ハイランド駅から徒歩15分の「プレイタウンパル」さんも、富士急ハイランドのアトラクションがてら取得できておすすめだ。
ここには詳しい時間は書いていないが、中央本線およびあずさは時刻表の間隔が結構あいているので、行かれる際はしっかりと電車の時間を調べてスケジュールを組んだ方がよい。
2日目(茨城県、栃木県、埼玉県)
2日目は10時過ぎ出発と、だいぶゆっくりスタート。なので、こちらも純粋に行脚をするのであれば、もっと回るスケジュールを作れるだろう。ひとまず、宇都宮線で古河駅へ。車掌のアナウンスは「こ↑が↓」なのだが、電子音声は「こ↓が↑」で、どっちなんだろうとモヤモヤした。さて、古河からもレンタサイクルを用いようと思ったのだが、レンタサイクルを借りるのに10分近く歩いたので、そのまま歩いて「FESTA古河」さんに。25分くらいかかり、ほとんど歩いているひとはなかった。店内は建物に被さった屋根が金属で、それが見える。なので、夏場は地獄のような暑さなんじゃあないか、と思う。実際、4月下旬の晴れの日でもなかなかの暑さで、外の方がよっぽど涼しいと感じた。こちらも旧筐体で、ボタンは重めなのだが、それ以上に、なんだかフカフカしているのが気になる。
タクシーを呼んで古河駅まで戻り、宇都宮線で小山駅へ向かう。時刻表の間隔は中央本線より短いので、下調べをしなかったのだがさほど、困らなかった(でも、やった方がいいと思う)。小山からコミュニティーバス「おーバス」(大人200円)に乗って、ハーヴェストクオークで降りる。学生はこのバスでハーヴェストクオーク駅で降りる場合、無料になるそうで、ものすごい数の学生が乗り込んで、クラスのあれこれを好き好きに喋っていた。バスなのに、車内が若い。そして、着いた先も、もともとは遊園地だったところをショッピングモール、映画館、ゲームセンターの複合施設にしているということで、休日の地元民の憩いの場となっているようだ。今回の行脚で間違いなく、一番ひとがいた場所だと思う。
さて、タイトーステーションF小山店さんも、2階を上がって左手、奥の方に歩いていくと旧筐体が2台ほど。おそらく基盤は古い、だろう……。地方の人々がINFINITUSに移行していく理由がわかる気がした。左側は液晶、右側はプラズマ筐体ではないかという話だった。プラズマの方は、ブラウン管を思わせる画面の見え方で、それでもまあまあ光ってくれるので、筐体が一気に液晶化した際も最後までブラン管で遊んでいた身としては、とても懐かしくなった。人は全然いなかった。サイゼリヤの方がずっと行列で賑わっていた。
さて、同じバスで小山駅前まで戻り、宇都宮線で大宮駅へ。大宮駅はアピナ、タイトーステーション、レジャーランドと選択肢は多いので、お好みでどうぞ。
それにしても、京浜東北線や上野東京ライン、湘南新宿ラインも通っていて、東北、北陸新幹線も乗れる大宮駅は、強いな……。ちょっといけばさいたまスーパーアリーナもあることだし、旅行やライブなど、イベントごとがすきなら居を構えるのは多いにありだなーと思った。
電車賃の話
今回、一番したかった話はこれで、実は、最初は長野と山梨、つまり1日目だけの予定だった。それが2日プランになったのは、お金のところが大きい。
長野と山梨の行脚をするにあたり、特急券(あずさ)を除いた乗車券だけですでに5000円を超えており、「もうちょっと安くはならないものかしら」と思ったのであった。そこでJR東日本さんのウェブサイトで「週末パス」を知り、利用するに至る。
週末パスは、連続する2日間において、8800円で在来線乗り放題、特急や新幹線も特急券を購入すれば利用可能という、ありがたいきっぷである。とくに移動距離の長い1日目は、最終的に6000円をこえ、2日目も3500円ほどになったので、だいぶ元は取れたかな、と思う。
適用区間もだいぶ広く、使い勝手がよいので、また機会があれば使ってみたいものである。欠点としては「週末パス」なので、平日は連続する2日間で使えないこと。
この後は単発で県の回収となるので、今回のような行脚の計画はないが、また実施した際は記録しておきたい。
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