エッセイ ◆手に浮かぶ廃墟 色あせた白のワイシャツを黒に染めようと思い立つ。春の呼び声がするなか、なぜ季節外れの黒にしてしまうのかという疑問はさておき、わたしは説明書を読まないおんなである。今回も例にもれず、ざっと見て作業をしていた。染料を湯で混ぜていて気づく。指の傷... 2019.02.19 エッセイ
エッセイ ◆お茶と箱の中のケトル こうみえて、お茶の時間がすきだ。なければないで構わないのだけれど、お茶の時間があるだけでほっとするし、なんとなくゆとりがもてる。 喫茶店で本を読む人というのも(わたしは周りの音が気になるのでやらないけれど)、わからなくはない。 ひとと話をす... 2019.02.18 エッセイ
エッセイ ◆旅のこと。 疲れがぬけない。体調はすこぶるよいが、頭のなかがいっぱいなのだ。本を読もうにも文字が網膜でしっかりキャッチされず、内容が入ってこない。今週はぬけがらのような読書だった。こうなったのにはわけがあって、先週の旅行である。実はあの旅は、被災地を実... 2019.02.17 エッセイ
余暇 ◆今週のごはん(2/9-15) 今週は連休にわたしが旅行、平日は同居人が出張ということで「あんまりやらなくていい」週でした……が、わたしは習慣を崩すのに難儀するので、果たしてどうか。買い物は8000円と少しおおめですが、これは調味料と、旅行先で買った海産物、あとはすき焼き... 2019.02.16 余暇
エッセイ ◆別のひとがいる おとといの続きになるのかな。じぶんの容量がすくないので、やりたいことを十全に行うのはむずかしい。やることを配分をする、疲れを残さない。この結論は自らの無力さを思い知らされたようで、やるせなかった。きのうゲームをしに行った帰りに、もうひとつの... 2019.02.16 エッセイ
エッセイ ◆革命失敗。 「早!」と思われるかもしれない。なにせ革命をくわだてたのは先々週のことである。きのうの記事を書いて気づく。今のライフスタイルにゲームを挿入するのは、時間がゆるしても、脳の容量がゆるさない。その証拠に、たいへん疲れている。きょうも文章は書けて... 2019.02.15 エッセイ
エッセイ ◆きみは容量がすくない 三ヶ月ほど前から悩んでいた「自分のエネルギーを増やすにはどうしたらいいのか」論に、決着がつきそうだ。このあたりを考える経緯はリンク先にあるので、割愛する。結論をいうと、エネルギーを増やすのはむりそうである。というのも吸収する情報の量が多いと... 2019.02.14 エッセイ
エッセイ ◆ほんとうのオフ この週末は一泊二日の旅に出ていた。いつもの観光や慰安とはいささか毛色が異なる。歴史学習、といえば適切だろうか。学びを得に行くのでとうぜん、ふだんの旅とくらべて集中している。そのぶん受ける刺激も多い。質量ともに十分すぎたそれは、一日でわたしを... 2019.02.13 エッセイ
エッセイ ◆白いキャンバス いろいろな事情が重なり、いま勤めている会社をつくったひとの家に行った。アクセスもよく閑静で、住みやすそうなところだった。まずおどろいたのが、壁の豊かさだった。おそらく持ち家というのもあるだろう、小柄な女性の目線にあわせて時計や映画のポスター... 2019.02.12 エッセイ
エッセイ ◆三大必須栄養素「ヘタクソ」 ピアノ協奏曲第1番”蠍火”のようなタイトルになってしまったが、内容は全然かっこよくない。半年くらい前から、小説の赤入れをしてもらっている。要するに添削のことで、自分では気づかないいいところも、悪いところも、どんどん出てくる。元来指摘に弱いた... 2019.02.11 エッセイ