エッセイ

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◆何ユエ汝ハ彼ヲ愛ス?

「『闇金ウシジマくん』がすきです。」というと「あ~……あれね。」という反応をされる。ここで相手がわたしの値踏みを済ませるのか「どういうところがすきなの?」「なんですきなの?」と聞かれることはない。こんなことなので、わたしは長らくウシジマくん...
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◆悪癖

だいぶ前「水無精」というエッセイを書いた。相変わらずの状態で今の季節を迎えているのだが、もうひとつわたしには悪い癖がある。上で書いたのは、水分摂取をさぼってしまうこと、いわば入れる方の話だ。今回書くのは出す、要するに排出の話である。わたしは...
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◆みかげ、ミニシアターと出会う

先日、アトリエの方に教えていただいた『福島は語る』という映画をみてきた。タイトルどおり、被災したひとびとの語りが詰まったドキュメンタリーだ。小さな子どもの母親や農家、教師、元記者など、さまざまな立場の方が思いを切々と語る姿に心を打たれ、帰っ...
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◆入眠ルーチン

お料理RTAのあとがきで、帰宅後に夕飯→入浴→余暇と過ごしているのを、夕飯→余暇→入浴にしてみてはと同居人から提案があったという話をした。その経緯を思い出したので、書いておく。同居人がそう言い出したのは、余暇から入眠までの流れがぐだぐだにな...
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◆「アラネバライン」はいずこに

生乳の原価高騰によりそこそこの値段・質の牛乳探しをしていたものの、やはり原価じたいの高騰とあって、あまりぴんとくる商品はなかった。けっきょく、しっくりこないのなら買わなくてもよいのではないかという結論にたどり着き、4月以降買っていない。前回...
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◆夏のからだ

「どうやら、わしはここまでのようだ……。」からだが屈しはじめた。例年よりだいぶ早い。今年は5月に入ってからよく晴れた日がつづき、なかには暑さを感じる日すらあった。「暑さというにはまだ早かろうに。」という声もあろうが、めっぽう弱いのだ。まず食...
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◆あらたな休日ルーチン

修行の甲斐あって、人のいるところでも本を読めるようになってきた。とはいえ、まだ2ヶ月と少しなので、安定して読めるようになったのは図書館と電車内くらいのものだ。また先回は「気になった音は気の済むまで拾ってしまえばいい。」と書いているものの、ひ...
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◆つくる生活へのあこがれ

アトリエに、いろいろなものをつくる夫婦がいる。作品にかぎらず、料理や雑貨といった、生活のものだ。なかなかお年を召した方なのだが、木だってじぶんで切って作品の材料にしてしまうという。思えばアトリエを担当している職員のひとも「つくる」ひとだ。ア...
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◆いとおしい傷

さすがに20も半ばをこえたので、走ってころぶとか、ジャングルジムのてっぺんから落ちて気絶することはなくなった。しかし、持ち前の注意力の散漫さからか、小さな怪我は絶えない。敷布団に滑って足をひねる、熱した鍋に手首が当たってやけどをしてしまう(...
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◆4勤3休になって

去年度は木曜定休だったので、3勤1休1勤2休のサイクルで過ごしていた。今年度は定休が金曜に変わり、4勤3休となった。実は、今のしごとを始めたときは金曜定休で4勤3休だったのだけれど、配属されていた部署もちがい、覚えることも多く、あまり休みに...