コピペになりたい」というエッセイを半年くらい前に書いた。毎日気に入った服、要するにおなじものを着つづけたいという内容だ。最近さらに、拍車がかかってきた。

友人と食事をしたさい、洗濯をたたむのがきらいだという話をした。干すときは形を整えないと着る時に格好悪いのでしっかりやるが、たたんだ服はそのうち開く。果たして、たたむことに何の意味があるのか。やがて、靴下のペアをつくるのがめんどうだという話の途中でふと「同じお店の同じ色だけを買えばいいんだ」と気づいた。今は同じ店の同じ靴下の色違いを使っているが、同じにしてしまえばペアを探してたたむ必要がなくなる。世紀の大発見をしたような気持ちで、帰途についた。

その後、自分のクローゼットと靴箱をまじまじと見た。ずぼんも靴も、同じものを複数買いたいきもちがつのってくる。異なるものがあると、使っているうちにどうしても「とくに」お気に入りと「ただの」お気に入りに分かれてしまう。ぜんぶ気に入って買ってきたはずなのに、時が経つと優劣が生まれるのはふしぎだ。「ただの」お気に入りはたしかに気に入って身につけているはずが、どこか物足りなさを感じて不全感が生まれる。

そこでわたしは思った。同じ形の色違い、もしくはまったく同じ色ならばこういった事態は防げるのではないか。今年はもっとコピペ度を高め、統一感のあるファッションになれたのならば。 いろちがいのシャツ4枚(済)、ずぼんのペアを2,3種類ほど、くつした4足、スニーカー系とブーツを2足ずつでなんだか理想的なワードローブができあがりそうだ。

RPGによくある、いつも同じ服の人が、現実に誕生する……しかもわたしが!すてきだ……。以前も書いたが、RPGにおけるキャラクターの見た目の変化にはかならず背景に物語がある。同時に平素の服装は変化しないことにも意味があると、わたしは考えている。

一貫した価値観を心身ともにもちあわせた芯のあるにんげん。わたしの理想とするところだ。まずは形からとはよくいったもので、わたしもすなおに倣おう。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。ここまでくると下着も揃えたくなってきたので、いつか書きたいですね。服とちがって下着はぜんぜんこだわらないので、良し悪しがあんまりわかりませぬ。