エッセイ

◆気むずかしく嫌われやすいひと

冬が深まり、いよいよワイシャツ1枚ではつらい季節になってきた。春先もそうだが、この時期は服装の調節がむずかしい。去年の肌感触はどこへやら、経験値をゼロにリセットされたからだだけが寒空の下に投げ込まれる。おまけに自転車通勤はじめての冬だ。今ま...
エッセイ

◆着地

先月から続く不調が、ようやっとよくなりつつある。異様な肩の痛みは抜けないものの、不眠にくらべたらずっとましである。やたらに睡眠が浅いという問題は残っているものの、1時や3時にはっと目が覚めないのはほんとうにうれしい。「不調時はやることを減ら...
エッセイ

◆純粋なる痛みの体験

きのうの入浴後から肩がもうれつに痛みだし、どちらに動かしても楽にならない。けっきょく思い当たる原因が見つからないまま、ふとんの上で絶えず姿勢を変えつづける不気味ないきものと化していた。それが朝起きてだいぶ和らいだものだから、一体あの痛みはな...
エッセイ

◆失うものとその先

アトリエの方がおしえてくれた美容院が、なくなるらしい。聞いてみると、火事があったという。修復不可能なほどに傷ついてしまい、店をやるのはむずかしいという。幸い店のひとたちは無事だったようで、ほっと胸をなでおろす。大変な状況であることは間違いな...
エッセイ

◆ポケモンにて健脚なれ

スマートフォンアプリの「ポケモンGO」をはじめて、もうすぐ1ヶ月になる。最愛のポケモンであるミカルゲが実装されたことにより猛烈ないきおいではじめたこのゲームだが、かんじんのミカルゲは1体しか手に入らないという。実際のゲームでも1体しか手に入...
エッセイ

◆つめたい通勤路

きのうに引き続き寒さをさきどりしたタイトルで、冬を苦手とする方にはひじょうに申し訳ない。冬の入口でこんなに「氷」とか「つめたい」とかいうことばから出発していたら、ほんとうに寒くなる1月あたり、一体どこにたどり着くのだろう。 夏からはじめた自...
エッセイ

◆氷の城

例年より暖かい日々が続いていたようだが、今週からようやく冬の支度をはじめたのか、朝が少しだけ冷えてきた。起きるのがつらくなってくるというのに、目だけはしっかり5時半に、いや……なぜかここ2週間程、4時半に覚める。いくらなんでも、そんなに早く...
エッセイ

◆家事は救い

不眠だなんだと騒ぎはじめてはや1ヶ月、睡眠の調子はよくなってきたものの、こんどは精神そのものに打撃がきてしまっていて、なかなか本調子にもどれない。いろいろと書きたいこと、描きたいものはあるのだけれど、全然追いついていないというか、追いつかせ...
エッセイ

◆相対的若さ

今年で齢も27になる。しょうじき文章を書くことや本を読むことと真摯にむきあうのがこの歳というのは、おそいのではないかというきもちがいつもくすぶっている。周りの本ずきや文章ずきのひとを見ていて、そう思う。同じものごとでも人によって適切なタイミ...
エッセイ

◆表現と物欲

ファッションは自己表現のさいたるものだ。容姿をみて、服装や小物や髪型や化粧でちゃんと自分を表現しているひとは、それだけでちょっとそのひとのことがすきになる。「人は第一印象で99%きまる」というけれど、まぁあながちうそでもないのかな、という気...
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