文句も称賛もおおやけにすることのなかった前職だが、振り返ると働く人たちの生活も大事にした会社だったように思う。今の会社がどちらかというとしゃかりきに現場をがんばるタイプになるので、それと比べると追いつかない面があることは事実だが、やっぱり生活って大事だよなということを離れてみて噛みしめている。
当時は週4日9時(だったかな)17時残業なし。しかも通勤は自転車10分。そのぶん、実入りも10万ちょっとだったと思う。しごとの内容や質的なぶぶんについては、そこにやや違和感をおぼえて辞めた経緯もあるので割愛する。誤解を招かないよう言っておくと、最悪だったわけではないし、それをやりたいと思う人がいることに異論はなく、単に肌に合うか合わないかといったところだと思っている。
生活面に目を向けると、当時はルームシェアをしており、家賃なし(ここは今思えばめちゃくちゃ大きい。よくやってくれたものである……!)食費は合わせて2人分出していた(外食はそれぞれで出していたかと思う)。とはいえ今と違ってほぼ自炊だったこと、東京都のそこそこ真ん中にありながら直売朝採れ野菜が出ている日があったこと、さらに、通っているうちにおばあちゃんが1つ多めに詰めてくれるという好感度イベントもあり、1ヶ月2万円くらいで収まっていた。これは自分でも安いなと思っていたし、周りからみても安いと言われた。まぁ、その頃は牛肉とかあんまり食べなかったし、作るにしても焼くとくさいので、そういう事情もあるとは思う。今と比べてほいほい旅に出ることは難しかったが、会話をあまり交わさなくても通じ合っているような友だちと暮らしていたのでそれはそれで快適だった。
今、両方の環境を経験してみて、どれくらいのところで落ち着くのがいいかなというのにずっと迷っている。前職のような環境に完全に戻るでもなく、今の環境を完全に続けるでもない、第三の道を探れたらよいのだが……。
読んでくださり、ありがとうございます。なんかちょうどこの1ヶ月くらい体調も崩しており、どうしたもんかなーというのも大きく、転機らしい転機というわけではないのですが、考えないとならないかなーとなんか思ってます。
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