読んだもの

『異常論文』(アンソロジー)

前書きからして異様な雰囲気がすごい。たくさんの架空の論文が集まってたふしぎな一冊。テーマもゴリゴリにSFなものから文学の探究をしているものまで幅広く、内容も科学によったもの、文学によったもの、どちらでもあるもの、どちらでもないものがある。と...
エッセイ

■脳のよろこび

しごとの関係で、介護保険のしくみを少し勉強してみたのだが、これが結構おもしろかった。障害福祉の仕組みはだいぶわかってきたが、介護保険と同じく2000年からのシステムになるため、おそらく介護保険の構造を踏襲しているのだなーと思った。レクチャー...
エッセイ

■思わぬ入口

国立民族学博物館という、世界のさまざまな民族について研究をしている博物館の友の会に今年から入会している。こちらは毎月の通信と、年4回の季刊誌が発行されて、特集に沿って最新の民族や文化の事情が詰まっている。今回、春号のテーマはヒップホップであ...
エッセイ

■この手と記憶

7月上旬に体験したアラビア書道がすこぶる楽しく、2回目に参加してきた。本利用になると書道に必要なツールを買わせてもらえるので、家でも練習ができると思い、間をあけず行きたかったのだ。初回、見本をみながらアラビア数字(よくいうアラビア数字ではな...
しごとと生活

◆独立記②「ここだけにいるぼくじゃない」

前回。これまで、3年以上同じ職場で働いていると、根拠もなく「なんかもういられないな」という気持ちになり、辞めては休んだり別のところに行って、ということをしてきた。例に漏れず今も気持ちとしてはそうなのだが、会社をつくるところから一緒にやらせて...
エッセイ

■使うと潰す

友人と食事をしていたとき、しごとから帰ったあとに疲れて時間を溶かしてしまうといった、まぁ社会人的には「あるある」の話をしていた。そういった時間に対して友人は「時間を潰すっていう感じだよね」と同調したのだが、この「潰す」という言い回しが妙にス...
ゲーム

■25年7月のゲームとかの記録

総括既存のよい習慣をかためつつ、先々を見越した余暇習慣を考える時期だったかなと音ゲーDDRきほんは週1日を継続。できなかった週はひさしぶりにPump It Upをした。おもしろいけど滝の認識がむずかしい。楽しいからまたやりたいな。12の中央...
読んだもの

『イラク水滸伝』(著・高野秀行)

イラクの中にあるアフワールという、イランとトルコに近い湿地帯の人々の暮らしを追ったドキュメンタリー。著者の高野秀行さんは、10 年弱くらい前だろうか、『世界の辺境とハードボイルド室町時代』という、歴史学者の清水克行さんとの共著で出会った。こ...
エッセイ

■全身全霊のうまみ

先日、アラビア書道の体験をしてきた。大阪の民族学博物館でみた、あれである(くわしくはこちら)。もうその日は楽しみでならず、しごとも上の空であった。一応展示と、日本アラビア書道協会のウェブサイトで基本事項は調べて臨んだのだが、先生が基本事項か...
エッセイ

■愛おしき民藝

きっかけは定かではないが、旅行をしたり、展示を見にいったりして、その土地のおみやげや住んでいた人々の風土記というか、生活を見るのがたのしい。これまでも関心がないではなかったが、積極的に意識を向けるようになったのは、大阪の民族学博物館にいって...