しごとと生活

◆独立記①「ぼくは辺境の小さな村にいる」

2,3年目ごろから、どうにもこうにもしごとがつらいと思うことが増え、「だったらどうにかしたらいいじゃん」ということで、去年、一昨年くらいから、少しずつ変えようと思うようになった。なって、やっと今年のとちゅうから動き始めた。遅いというツッコミ...
エッセイ

■迂回してふたたび

喫茶でお話をしていて、バレットジャーナルの話がでた。やってみているのだといい、運用している人の本も持っておられたので、ぱらぱらと読ませてもらった。数年前にヒットした手帳の使い方であるが、だいぶ前、何かのきっかけで知ったのだったが、すっかり忘...
読んだもの

『クララとお日さま』(著・カズオ・イシグロ、訳・土屋政雄)

『わたしを離さないで』と同じく、「なにかあるんだな、ここは……」という確信だけはありながらも、具体的になにがおこっているのかわからない。語り手であるクララは振り返るようにお話を語っていくが「この時は知らなかった」「これがこんなことになるとは...
エッセイ

■我が愛

先月、日本橋の誠品生活(台湾のセレクトショップ)で台湾のメーカーさんの万年筆と、有隣堂のYoutubeで知った「サクラクラフト」を買った。前者は、アラビア語の勉強を始めて、ノートに書くとき、0.4mmよりも少し太めの万年筆があってもいいかな...
読んだもの

『わたしを離さないで』(著・カズオ・イシグロ、訳・土屋政雄)

高校の頃課題図書で出ていたような気がするのだが、そのときは音ゲーまっしぐらで、本を読まないことはなかったが、スルーした一冊。大学の後半頃からSFを読み始め、ちょっと前に出た『クララとお日さま』が気になり、そういえば……と課題図書として出てい...
読んだもの

『老神介護』(著・劉慈欣、訳・古市雅子、大森望)

『三体』で大きなインパクトを起こした劉慈欣の短編集。実は短編もやっている。面白かった。5作おさめられていたが、どれもよかった。それぞれあらすじが簡単に書かれているのだが、読むと「どういうこと!?」と引き込まれ、ついつい読んでしまった。テクノ...
読んだもの

『いきの構造』(著・九鬼周造)

大学の授業で扱っていたのだが、なんとなく読み返したくなって購入、再読した。藤田正勝先生の解説がついており、さらにわかりやすくなっている。どうしてこれを読み返したいのか、読み始めた当初はわからなかった。ただ「いき」って何だろう?と改めて思った...
エッセイ

■夜行の魅力

ちょうど1ヶ月前、奈良へ七枝刀を見にいった。他の用事もなかったので泊まるまではないかな、というのと、Switch2の抽選があたり、再配達の日程を旅の翌日にしていたため、日帰りにすることにした。日帰りとなると、朝早くの新幹線か夜行バスかだが、...
エッセイ

■努力

弁護士として企業法務で働く傍ら、小説を書いておられる作家・新川帆立さんのインタビューを見た。2025年現在で4年前の動画になり、すでに専業作家になっておられるかもしれないが、動画でざっと紹介されているあらすじだけでも、興味をひいた。そのなか...
エッセイ

■無脳司令官

休日はさておき、平日は夜、つかれている。体が疲れるタイプのしごとではないので、おそらく頭の疲れなのだろう。体質なのか、昔から頭の中で思考が錯綜したり反芻したりしやすく、常に脳内世界にある吹き出しが、ぴかぴか光ってめいめいが自由におしゃべりし...