『谷口つばさの脳内解説』『キモモーニング部』【谷口つばさ】

無所属芸人・谷口つばさの本。他に『博士の愛したDT・初稿』と『X文学』を購入したのだが、ちょっと風合いが異なるので今回は割愛する。

何かのタイミングで谷口さんのnoteを読んで、「何の仕事をしているのか分からない」という記事がすきだった。自分がなんなのかよくわからない感覚というか、地に足のつかないあやうさを常にまとっている。若手の芸人さんはみな、そういった感覚をもちながらネタを考えているのかもしれないなと思うと同時に、そういった風合いに生の不定さを感じて共感するところがあり、本は買おうときめていた。

『谷口つばさの脳内解説』は、お好きなものをどんどん語っていくスタイル。「小説」、よかった。こういう友達と趣味の話をしたら楽しいだろうな〜と思いながら「百合」「VR」あたりは楽しんだ。他の方でもこういった、好きをつめて語った一冊は自己紹介のようになっていいな〜と思った。

『キモモーニング部』は、バキ童チャンネルにかかわる人と喫茶でモーニングをしながら駄弁っているのをテキストに起こしたものだ。表紙のイラストがちょっと不気味でよい。リップグリップ岩永さんの、エロはマスの意見(性癖)を迎合しなくてもいいという点が目から鱗であった。『X文学』の方に、相方の倉田さんが「お笑いの主流は文化的な継承から形式の遊戯に移り変わった」と書かれていたのと対にあるような気がした。他のみなさんとも、対談相手に応じたカラーで会話がひろがっていき、おもしろく読めた。友達とこういうことをしてまとめてみてもいいのかもしれない。おもしろそう。

読んでくださり、ありがとうございます。谷口さんはネタもオタクによっていておもしろいものもあり、ちょっと芸人さんとしても追ってみようかなと思っています。

コメント