読んだもの

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◆『九条の大罪』第12審「家族の距離❹」

今回の話 先週の家守のシーンから引き続きの展開。 家守は、山城が認知症を患っている父に無理矢理遺言書を書かせたのだと訴える。内容を尋ねる九条の問いから、家守の父親が介護施設で、遺書を書いているシーンへ移る。そこにはたしかに山城が立っている。...
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◆『九条の大罪』第11審「家族の距離❸」

今回の話 九条は、金本の愛犬・ブラックサンダーと河川敷にいる。アウトドアセットを運んでキャンプをしていたようである。九条は椅子もないのにスクワットしたような状態でカップ麺を、ブラックサンダーには餌をきちんと用意している。遠くの背景に団地のよ...
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◆『九条の大罪』第10審「家族の距離❷」

初週からしごとが燃えてしまい、タイムリーに感想を書けなかった。今回が5,6号の合併号で、次の話が8号に連載なので、書く猶予はあんがいあるなというのもあって、少しのんびり構えていたら体調を崩してしまい、途中だけど今週書ける時間と気力がなさそう...
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◆『九条の大罪』第9審「家族の距離❶」

真鍋作品の連載があると、やはり人生に張り合いがでる。このために生きようというきもちがふんだんに沸いてくる。いつも、どれだけやるきがないんだという話であるが……。今回の話 九条の住むテントに烏丸がドーベルマンを連れてくる。大人しそうである。日...
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◆『九条の大罪』第8審「弱者の一分❼」

今週はチェンソーマンの最終回もあり、いそがしかった。前回まで(第7審)のあらすじ:司法ソーシャルワーカー薬師前は、曽我部に全ての罪を被せることの意図を九条に問い、刑を最も軽くするためだという答えに納得がいかずにいる。一方、金本は壬生と無罪放...
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◆『九条の大罪』第7審「弱者の一分❻」

1週間が早い早い。ところで、『九条の大罪』が連載をはじめてから、早く読みたいので間に合う時間に出勤できるようになった。月曜日だけだが……。前回まで(第5,6審)のあらすじ:半グレの後輩・金本の依頼を断れず、自宅を大麻の小分け場にされてしまっ...
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◆『九条の大罪』第五審「弱者の一分❹」

唐突に始まる感想記事である。ほんとうは第1審からやりたかったのだが、うまく時間を捻出できないままここまできてしまった。 今週の感想は下に前回までのあらすじ: 第2審:運び屋である曽我部聡太は、薬物を隠したお菓子の袋を持って移動している最中に...
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◆適応する狂気 『消滅世界』感想

友人の詩音氏がTwitterでつぶやいてるのをみて衝動借りした本。人工授精が当たり前となり、夫婦間のセックスを「近親相姦」としてタブー視する未来で、「近親相姦」によって生まれた主人公が生きていく話だ。 村田沙耶香は『コンビニ人間』のころから...
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◆悪の卑小と孤独 『ヨーゼフ・メンゲレの逃亡』感想

ナチスの医師ヨーゼフ・メンゲレをご存知だろうか?ここでは感想を書きたいので詳しくは触れないが、凄惨な人体実験を繰り返したことで有名だ。詳しく知りたい方は「双子実験」でググッてみるといい。あまり気分のいいものではないので、元気のないときはやめ...
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◆カノン的なものがたり 『枯木灘』感想

サークルの同志である詩音氏と竹雀氏いちおしの作品。すすめられたのはかれこれ、去年の秋頃だった気がする……。 海と山に囲まれた閉鎖空間のなかで生きる複雑な血族の物語という、だいぶ入り組んだテーマなので、さくさくは進まず、読み終えるまでに一ヶ月...