東京では、秋に東京都庭園美術館でやっていたのだが、都合がつかず、岐阜現代陶芸美術館さんの方に巡回していたのだが、3/3ということで、あわてていってきた。北欧系の展示はひかくてき、その実用性と美しさを追求していることが多いのだけれども、今回は歴史的なところや、時代ごとの著名な作家をひもときながら、いっぺんに作品をみられたのはおもしろかった。
去年、サントリー美術館かなにかで、吹きガラスに特化した展示をしており、更に大昔、こちらもサントリー美術館で前衛的なガラスの展示をしていたときに、ボクサーが対峙している作品をみてから、なんとなく関心をもっていた。
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今回は作品のテクスチャーや、作品のつくりだす影に注目しながらみていった。作品リストも気になるところに印をして、進んでいった。ガラスケースに入っていない作品があることにもおどろいた。触れることはかなわないが、やはり肉眼に直接テクスチャーがうったえかけてくるような気がして、すごみがある。今回訪れた岐阜現代陶芸美術館は、建物がおもしろい作りをしており、陶磁器にかんするシンポジウムや、ワークショップを行っているらしい。中庭のようなところは、3階から地下まで水が流れるつくりになっていて、外に出ると水の音が心地よかった。水道の水の音ですらなんとなく落ち着いて、出したままにしてしまうことがあるので、ずっと座って聞いていられるのはすてきな時間だった。
アクセスはとうていよいとはいえないが、古今東西の別を問わず、展示をしているようなので、また何か気になるときは訪れたい。
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読んでくださり、ありがとうございます。サントリー美術館で見たボクサーの作品はかれこれ10年くらい前なのですが、検索しても出てこず、非常にモヤモヤしています。
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