■何を書くか?

アラビア書道の作品展示会がある。12月、先生のアナウンスによると、そろそろ書いて練習していこうという頃合いらしい。今年は何かしら出してみたいとは思ったものの、まだ文字の接続を学び始めたところであるし、よくよくかんがえると先生の作品の美しさから入ってしまったため、自分の書きたい(現状で書ける)言葉がとんと思いついていなかった。文字の練習をしている段階なのでそこまで大層な文言は書けないものの、せっかく異国の文字を学んでいるのだし、これぞ、というものをみつけられるといい。

「本の虫」とかはいいかも、あるのかな、とおもったが案外ないみたいだ。学生の頃の英語でことわざをやることがあって「覆水盆に返らず」なんかは唸った記憶があり、調べてみると似たような言い回しは長い長い。到底書くのには間に合わず、断念する。慣用句、本当に国の目のつけどころがでるよな、と思った。おもしろいんだよな。

自分の今のスキルを考えると2単語くらいが関の山だ。イスラーム圏で使われることばだし、イスラームの文化に親しい単語がいい。パッと浮かんだのは三日月と星で、イスラム教を国教とする国の国旗にそのマークを取り入れていることが多いからだ。調べてみるとオスマン帝国の国旗は今のトルコの国旗に似ている。あとは、エジプトを思い出すと川かなという感じもする。文明が育っているし、紀元前の数学の発展も実はエジプトが一端を担っている。プトレマイオス。「シラート」はおおきく感銘をうけたのでよいかもしれないが、作品から受けたインパクトも大きく、私なんかが書いていいんだろうかという気持ちもある。実際書いてみるときと、文字をおこして造形をつくるときの難しさは皆目見当がつかないので、先生と相談しよう。

読んでくださり、ありがとうございます。書道もさることながら文章を書くということについても「書かねば」という使命感とまではいわないまでも、こう、あるはずなのに見つけられないのか、そもそも自分にはそんなものないのか、ばくぜんと書きたいだけで止まるところを、きちんと書ける人たちというのに、とても憧れます。

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