◆まんが描き幻想

正気か?と思われるかもしれないが、まんがを描いてみたいと思うことがある。インドア丸出しの小学生だったわたしの夢ベスト3は「漫画家」「小説家」「ゲームクリエイター」であった。いずれも職業として就くことはなかったものの、いま家事や筋トレをゲーム的に捉えて過ごし、こうして毎日文章を書いているのを思うと「じゃあまんがも描いてみれば?」という天の声が聞こえなくもない。わたしのように目標意識の低い人間は、日々の中に取り入れられればそれで満足らしい。「しごと」にする必要はない、ということだ。
では、どんなまんがを描きたいのか?中学生の頃などはTwitterに「やべぇw黒歴史出てきたwww」というコメントと共に貼られるような紋章や伝説の剣や必殺技が出てくる異世界ものを描いていたのだが、今はちょっと変わってきており、精神疾患をめぐる実際のできごとを描きたい。症状時の気持ちの動きや、どうしようもないときにどうやって生き延びているのかや、日々の中で困っていること等々を想定している。病気や障害といった比較的笑えない分野のことは、文章だと敬遠してしまう人も多かろう。それがイラスト化されているだけで読む敷居を一気に下げられる気がする。
文章にくらべ、まんがの方が入りやすいことは自らをもって実践ずみである。わたしは有志でつくっているパズル同人誌のイラストを描いているのだが、作業のひとつに「まんが解き方解説」がある。パズルのルールは数行で説明できるシンプルなものだが、パズルになじみのない方は数行を見ただけでは解く過程を想像しづらい。ひとつひとつの行程をキャラクターの掛け合いによって進めていくことで、実際解くときのイメージと近づく。わたしは普段パズルをやらないので、これがあるのとないのでは理解度がずいぶん変わってくる。
じっさいまんがを描き始めるかどうかはかなり怪しいが、文章と両輪でやっていったらよい循環がうまれて、なんとなくおもしろそうな気がしている。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。描ける表情が乏しいので、実践を経て豊かにしたいという目論見もあったりします。

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