■身体性と未来

AIがすごい。あんまりインターネットも見なくなっているのだが、とにかくめざましい。書類の仕事なんていらないんじゃないかとか、介護もなんとかならねえかなあなど、自由に言われている。

これからやってみようと思っている行政書士もおそらく、本当に書類だけを作るのならいらなくなる。責任を自分でとってやれば安いし、人を介す手間もない。法的に守られているとはいえど、素人がAIで賄ってしまえば他人に依頼する報酬は生じないので、この辺で論戦している人の意図や文脈をもっと知りたいと思うが、Xのリプライ合戦をみる気力もないので、そのままにしている。

一方で、ブルーカラー礼賛、これから来るといった論調もある。たしかに、身体性についてはまだ、人間の方が融通がききそうというのがある。では、士業における身体性とはなにか。AIについても行政書士業務について、業務自体にまだまだ不勉強なところはあるものの、人間の必要な部分はどこになるのか。人と人をつなげていくご縁のような部分なのか、それすらも代替されるのか。「あなたにお願いしたい」といったことばを今のしごとの中でもいただくことがあり、ありがたい限りだが、そこについてもあんまり楽観的でいない方がいいんじゃないかというのが、わたしの立場だ。

では、どうしていくかといいのかというところについて、そもそもまだ業務を請け負うことすらしていないので、想像の範疇を出ないが、請け負うしごとを通して人や地域とつなげていきながら、何かそこでやっていることがらに関わるといったようなことは、ひとつのありかたとしていいんじゃあないかと思う。ばくぜんとしているが、どこかに越したとして、気にいったところで生きていくとき、関わりのきっかけとして士業の専門性は、さほど悪いものじゃあないのかなと思う。

読んでくださり、ありがとうございます。そういう意味で、障害福祉は人がしばらく必要なんじゃあないかと思います。データソリューションなどのように生産性のある分野では決してないし、そうでないことに意味のある分野であるにせよ、賃金がなんとかなればイノベーションが起きそうな気もするんだよなぁ。

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