エッセイ

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■愛おしき民藝

きっかけは定かではないが、旅行をしたり、展示を見にいったりして、その土地のおみやげや住んでいた人々の風土記というか、生活を見るのがたのしい。これまでも関心がないではなかったが、積極的に意識を向けるようになったのは、大阪の民族学博物館にいって...
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■迂回してふたたび

喫茶でお話をしていて、バレットジャーナルの話がでた。やってみているのだといい、運用している人の本も持っておられたので、ぱらぱらと読ませてもらった。数年前にヒットした手帳の使い方であるが、だいぶ前、何かのきっかけで知ったのだったが、すっかり忘...
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■我が愛

先月、日本橋の誠品生活(台湾のセレクトショップ)で台湾のメーカーさんの万年筆と、有隣堂のYoutubeで知った「サクラクラフト」を買った。前者は、アラビア語の勉強を始めて、ノートに書くとき、0.4mmよりも少し太めの万年筆があってもいいかな...
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■夜行の魅力

ちょうど1ヶ月前、奈良へ七枝刀を見にいった。他の用事もなかったので泊まるまではないかな、というのと、Switch2の抽選があたり、再配達の日程を旅の翌日にしていたため、日帰りにすることにした。日帰りとなると、朝早くの新幹線か夜行バスかだが、...
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■努力

弁護士として企業法務で働く傍ら、小説を書いておられる作家・新川帆立さんのインタビューを見た。2025年現在で4年前の動画になり、すでに専業作家になっておられるかもしれないが、動画でざっと紹介されているあらすじだけでも、興味をひいた。そのなか...
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■無脳司令官

休日はさておき、平日は夜、つかれている。体が疲れるタイプのしごとではないので、おそらく頭の疲れなのだろう。体質なのか、昔から頭の中で思考が錯綜したり反芻したりしやすく、常に脳内世界にある吹き出しが、ぴかぴか光ってめいめいが自由におしゃべりし...
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■はげまされた日

突然だが、作家の北方謙三さんのインタビューを見た。失礼ながら、北方さんの本は読んだことがなく、時々見ている「有隣堂しか知らない世界」というYoutubeチャンネルで何名かの作家さんの回があり、そこでの出会いであることを最初におことわりしてお...
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■せばめて回帰

うれしいことに、今年の頭から、読書を細々と続けられている。振り返ればもうすぐ半年、冊数は決して多くないが、なんとなくどこかのタイミングでフェードアウトしていってしまった過去があるので、大収穫だ。一時期はkindleも用いていたが、結局買いだ...
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■地途切れて

『罪の重さは何で決まるのか』を読んでいるとき、被害者はこれまでの生と地続きで生きていくことはむずかしいという一文があった。最近ではないが、池袋の自動車事故で妻と娘を亡くした男性のことが頭をよぎった。愛する家族を失い、再発を防止するための運動...
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■死守したい、この時間

自分でコントロールしきれないものはストレスが大きく、しごとはその際たるものだ……と思っている。出勤時に強い決意で早く帰ろうと思いながら、働いているうちにそのことを忘れたり、なんだか帰っていいのかよくないのかわからない状況になったりして、遅く...