エッセイ ◆望郷 職場の近くに越して5ヶ月。23区に、外の音がまったく聞こえない閑静な住宅街があるとは夢にも思わなかった。カレーのおいしいお店が多く、いくつかお気に入りができた。凝ったセレクションの古書店も、こだわりのある中国茶葉のお店もある。治安もよい。ど... 2020.08.18 エッセイ
エッセイ ◆時間という資源 最近、時間の使い方について頻繁に考えるようになった。 以前書いたが、今は半日休みが多く、これまでの人生のなかではだいぶトリッキーである。半日休みの使い方は案外難しく、だらだら寝ているとすぐに終わってしまう。だからといって遠出もむずかしい。週... 2020.07.31 エッセイ
エッセイ ◆連休のような連休じゃない連休(2) 昨日は、先週の4連休で働いていたことが、思いのほか有意義だったのとその理由を考えた。今日は、それ以外の部分について書きたい。 「しごと充実してる!最高!」だけなら今日のことは書かない。いつでもどこでもしごとをしていればいい。だが、以前も書い... 2020.07.30 エッセイ
エッセイ ◆連休のような連休じゃない連休(1) この夏だけの4連休がおわった。オリンピックの延期により、来年もこういうふうになるかもしれないけれど、ひとまず今年のぶんはおわった。 わたしは世間の流れとはすっかり逆行し、この4日間はただの勤務日(と休み)だった。しかしながら、妙に充実した時... 2020.07.28 エッセイ
エッセイ ◆雪解け 数日前にふと気づいたことがあって、どうしてもそのことについて書きたい。それは、転職をして最も変化したのはわたしの心だった、ということだ。 わたしは16歳ごろと21歳ごろ、恋愛における強い傷つき体験があり、それ以降、むざむざ傷つくまいとじぶん... 2020.07.24 エッセイ
エッセイ ◆わたしが書く理由 今年の2月以降、朝起きられなくなり、書く時間をとれずにいた。転居して朝起きられるようになっても、書けない日々が続いた。何かを書きたいという思いだけが空回る。ときどき、何かを書けたときには「また書けるようになるかしら」とあてもなく思いもしたが... 2020.07.21 エッセイ
エッセイ ◆べつの世界をとりもどす 緊急事態宣言にもとづく自粛が解除となり2ヶ月弱、ここ最近はゆったりと買い物をしてみたり、友人に会ったりすることも増えてきた。これまで当然だったはずの休日が、妙に新鮮で刺激的だ。 よく考えれば、4月からの2,3ヶ月間は職場を往復する平日、自宅... 2020.07.14 エッセイ
エッセイ ◆こころの故郷 今回のコロナを受け、アトリエも5月の半ばまで休止となった。それ以降のことは、社会情勢を見ながら決めていくのだろう。しかたないとは思いつつも、休止になることが決まった1ヶ月前、多くのメンバーが集まった。50年間アトリエを主宰する先生も「これま... 2020.05.11 エッセイ
エッセイ ◆ちかごろのこと 1月半ぶりに朝おきてパソコンをひらいた。立春から1月経つが、5時半はまだうすぐらい。けれども電気をつけるのはいやで、目に悪いとわかっていながらうすぐらのまま書いている。 ここにいない間に何をしていたかというと、不安でいっぱいだった。生活とし... 2020.03.09 エッセイ
エッセイ ◆ひとの多面性 先月の話になってしまうが、25日、映画『テッド・バンディ』を見た。連続殺人鬼をあらわす「シリアルキラー」の語源になった男で、甘いマスクと明晰な頭脳が多くの女性を惹きつけたというのは、有名な話だ。長年の恋人であったエリザベスの証言を元に、恋人... 2020.01.20 エッセイ