エッセイ

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◆ことばも熱中症

書くことを再開したものの、アウトプットのままならない日が多い。前職ほどの余裕がないとはいえ、まったく書けなくなるほど忙しくはない。夏から少しだけ生活のルーティンが変わり、まだ定着していないことも大きいかもしれないが、やはりそれほど大きな変化...
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◆秘匿された口元

コロナ禍を生きる中で思うことはいろいろあるのだけれど、その中でも一番気になっているのが口元のことだ。はじめはマスクのせいで、だいすきなリップを塗れなくなってしまったかなしみが大きかったのだが、徐々に思いが変わってきた。ウイルスひとつ発生した...
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◆望郷

職場の近くに越して5ヶ月。23区に、外の音がまったく聞こえない閑静な住宅街があるとは夢にも思わなかった。カレーのおいしいお店が多く、いくつかお気に入りができた。凝ったセレクションの古書店も、こだわりのある中国茶葉のお店もある。治安もよい。ど...
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◆時間という資源

最近、時間の使い方について頻繁に考えるようになった。  以前書いたが、今は半日休みが多く、これまでの人生のなかではだいぶトリッキーである。半日休みの使い方は案外難しく、だらだら寝ているとすぐに終わってしまう。だからといって遠出もむずかしい。...
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◆連休のような連休じゃない連休(2)

昨日は、先週の4連休で働いていたことが、思いのほか有意義だったのとその理由を考えた。今日は、それ以外の部分について書きたい。 「しごと充実してる!最高!」だけなら今日のことは書かない。いつでもどこでもしごとをしていればいい。だが、以前も書い...
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◆連休のような連休じゃない連休(1)

この夏だけの4連休がおわった。オリンピックの延期により、来年もこういうふうになるかもしれないけれど、ひとまず今年のぶんはおわった。  わたしは世間の流れとはすっかり逆行し、この4日間はただの勤務日(と休み)だった。しかしながら、妙に充実した...
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◆雪解け

数日前にふと気づいたことがあって、どうしてもそのことについて書きたい。それは、転職をして最も変化したのはわたしの心だった、ということだ。  わたしは16歳ごろと21歳ごろ、恋愛における強い傷つき体験があり、それ以降、むざむざ傷つくまいとじぶ...
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◆わたしが書く理由

今年の2月以降、朝起きられなくなり、書く時間をとれずにいた。転居して朝起きられるようになっても、書けない日々が続いた。何かを書きたいという思いだけが空回る。ときどき、何かを書けたときには「また書けるようになるかしら」とあてもなく思いもしたが...
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◆べつの世界をとりもどす

緊急事態宣言にもとづく自粛が解除となり2ヶ月弱、ここ最近はゆったりと買い物をしてみたり、友人に会ったりすることも増えてきた。これまで当然だったはずの休日が、妙に新鮮で刺激的だ。  よく考えれば、4月からの2,3ヶ月間は職場を往復する平日、自...
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◆こころの故郷

今回のコロナを受け、アトリエも5月の半ばまで休止となった。それ以降のことは、社会情勢を見ながら決めていくのだろう。しかたないとは思いつつも、休止になることが決まった1ヶ月前、多くのメンバーが集まった。50年間アトリエを主宰する先生も「これま...
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